【ver4.3】ウルベア帝国城の休憩室

ウルベア帝国城の謎の機械!これなんなの?砂風呂もある!?そして謎の部屋がますます気になる!

 

 

 

【ネタバレ注意!】この記事にはドラゴンクエスト10オンライン ver4.3メインストーリー「砂上の魔神帝国」のネタバレがあります!!!

 

 

 

目次

  1. ウルベア帝国の謎の機械
  2. 水がない!!!!
  3. 謎のお風呂
  4. 謎の部屋
  5. 休憩室は発着場の整備士さんのため?
  6. ちなみに帝国技術庁は?
  7. 休憩室を体験してみよう!

 

 

①ウルベア帝国の謎の機械

 

ウルベア帝国城の休憩室といえば、

この謎の機械!!!!

 

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さて、なんでしょう?

 

 

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中は水に満たされてて、ぐるぐる回ってる。


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そばにかかってるタオル。


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上がるための階段。

 

 

つまり、これは.......

 

 

お風呂だー!!!!!

 

 

きっと、中に入って、全自動で全身を丸洗いしてくれる!そんな夢のお風呂ですよね!

昔、大阪万博で人間洗濯機っていうのがありましたが、多分そんな感じ。

ちなみにこれ、他にはウルベア帝国城の貴賓室や、城の外では、富裕層のおうちにもあって、どうやら限られた人だけが使えるお風呂のようです。

 

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富裕層のお宅の主人の部屋のお風呂はこんな感じ。


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そばにはボディーソープ?シャンプー?リンス?入浴剤や化粧水を思わせるようなグッズが置かれていて、脱衣用の入れ物のようなものも見えますね。

 


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ちなみに、こちらは同じお宅の使用人さんの使うお風呂。下層の住人や、宿屋のお風呂もこのタイプ。大きな水差しで運んだお湯を浴槽にためるタイプ。

下層の住民といっても、ウルベア帝国の住民は総じて恵まれてるので、このタイプのお風呂でも十分贅沢なほうだと思います。

 

ただ......あちこち走りまわって私は気づいた。

 

 

ウルベア帝国には水がない!!!!!

 

 

②水がない!!!!

 

そう、こんなに文明が発達しているのに!

ぜんっぜん水がないんです!!!!!

水道や水路、噴水や湧水など、とにかく、

目に見えるところに潤沢な水が全然ないんです!

同じ砂漠の町であるアラハギーロやファラザード と比べると

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アラハギーロにはオアシスがあったり


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ファラザードには水路があったり

 

でもウルベア帝国には

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全然水がないです。

 

飲用水は、なんとか確保しているのだろうとは思いますが、中層〜上層にある観光客用の宿ですら、わざわざ大きな水差しを置いたタイプのお風呂があるということ自体、「お湯が出る水道がない」「水を運ばせている」ということだと思います。つまり.......

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このお風呂、節水タイプなんです!!!!!

 

 

ようやく謎が解けましたね。

 

・長らく続いていたガテリア皇国との戦争

・帝国技術庁建設時の森林伐採

・地脈エネルギーの枯渇による急激な砂漠化

 

このあたりから察するに、実は深刻な水不足が背景にあったんですね。

 

また、深刻な運動不足という背景もあるようです。

・あれこれ動かなくても便利な魔神機がよく働いてくれる。

・移動は歩かなくても万能浮遊椅子や自動遊覧回廊、反重力飛行装置で楽々。

 

つまり、動くのがめんどくさい、お風呂に入るのも面倒くさい、という富裕層にも重宝されてそうです。

 

 

 

 

③謎のお風呂

だいぶ、話がそれましたね。

では、元に戻ります。

 

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ドワ子に変身して再現してみました。

十分入れそうな大きさです。

 

それにしても、外から中身が丸見えなのですが、裸で入るのでしょうか?

 


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ああ〜!だから使用中は布で目隠ししてたのね!!!!

納得です。

 

 

 

ちなみにこのそばには大きな砂風呂があります。

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急速な砂漠化を逆に利用して作ったのでしょうか?


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広々使えて気持ちよさそうですね。

ここでついた砂や汗を流すのに、先ほどの全自動のお風呂に入るのでしょうか?

ちなみに、砂や水で床が汚れるせいか掃除用具もちゃんとありました。

 

 

そういえば、節水という観点から見ると、休憩室の入り口近くにあるこのコーナーも納得がいきます。

 

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左側の水が入った容器は、手洗いというより、ペーパータオルを浸しておしぼりみたいに使うのかもしれません。ちょっとまだ詳しくはわかりませんが、なんにせよ、手を洗うのにも苦労しているのだなというのが感じ取れますね。

 

 

というわけで、色々と見てきたウルベア帝国城の休憩室ですが、実はまだ謎の部屋が残っています。

 

 

④謎の部屋

 

こちら。


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広めの空間。

高さのあるテーブルの上にずらっと並ぶ四角い容器。

入り口には先ほどの手洗いコーナー。

 

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奥にはエアコンもある。


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厚みのある容器。中身は空っぽ。


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テーブルというか、台???

 

なんだこれ????

 

砂風呂、全自動風呂、があるので脱衣所かと思ったけど、どうも違和感が。

空の容器に衣服や貴重品を置くのかなと思ったけれど、それにしては容器が小さい。

なんだこの部屋? 休憩室でしょ?

どうやってくつろぐんだ?

ここで立って何か食べるわけではなさそうだし。

なんなんだ????

 

 

と、長らく謎だったんですが、「休憩室」というワードでピンときました。

 

 

これ、喫煙所だ!

 

 

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並んでいる容器は灰皿なのかな。

妙に容器が分厚かったのも納得。

エアコンも、室温コントロールだけでなく、排煙や空気清浄機能もあったりして!

 

全年齢対象のゲームなので、流石に喫煙シーンはないけれど、あまりにもそれっぽく見えすぎてもダメなので、こんな謎の空間になっているのかなと思いました。

 

 

 

 

⑤休憩室は発着場の整備士さんのため?

ちなみにこの休憩室、向かいの発着場から自動遊覧回廊(ワープ)でひとっ飛びでなので、発着場で働く整備士さんに向けて作られたのかなと思いました。

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ひとっ飛び!

 

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発着場


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反重力飛行装置

 

発着場の奥には整備士さんが寝泊まりしてる部屋があって、こんなコンテナみたいな狭い空間。
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どうやら、整備士さんたちは発着場で反重力飛行装置の整備をするだけでなく、主人公が話しかけるとウルベア帝国城と帝国技術庁間を運転して飛んでくれたりもしてるので「整備士」兼「運転士」というかなり大変なお仕事の様子。(途中の砂漠で魔物が襲ってきたりもするしね。)

この部屋で交代で寝てるそうなので、どうやら発着場は24時間体制のようで勤務時間も長そう。きっとリフレッシュのために休憩室が設けられているんでしょうね。

 

(追記:おそらく発着場は火気厳禁だと思われるので、喫煙所が別にあるのも納得です。)

 

 

それにしても、ウルタ皇女が見学に来ることになったので、慌てて片付けてるそうなんですけど、あの......落ちてますよ!えっちな本が!

 

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ちなみにこの本、ウルベア帝国城を出てすぐにある自販機で売ってるので夜中にこっそり買いに行ったんでしょうね。夜になると一番下の本の段が現れる仕組み。


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ウルベア帝国城を出てすぐにある本の自販機


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バニーガール姿のドワ子さんの本!

三種類もある!同じドワ子さんのようですね。

ちなみに発着場の整備士さんの部屋には3種類ともあるけど、全部で4冊あって青の本が2冊ありました。同じ人がダブって買っちゃったのか、別々の人が買ってダブっちゃったのか。

とりあえず、青い本が人気みたいです。

しかし、なぜバニーガール一択で3種類も。

さすがにceroAだと水着はNGだったのかな?

もっときわどい衣装もあっただろうにバニーガールのみにした所がギリギリの表現だったのでしょうね。

おっと、だいぶ話がそれました。

 

長い労働時間、重労働、散らかった狭い部屋で寝泊まりしながら、えっちな本を読んで、休憩時間には休憩室でタバコで一服、そして砂風呂、からの全自動風呂。

 

そんな発着場の整備士さんたちの日常が垣間見えるようですね。

 

 

 

⑥ちなみに帝国技術庁は?

 

同じくウルベア帝国で働く技術者が集まる帝国技術庁にはどんな休憩室があるのかな?と探したところ、張り紙がありました。

 

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不眠不休!!!!!!

 

 

休憩所なんてありませんでした!!!!

 

なんてブラック。大変ですね。

ずいぶんと待遇に差があるみたいでした。

 

帝国技術庁の研究員さんたちの体調が心配です。

 

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帝国技術庁には休憩室はないので、休憩時は一旦、ウルベア帝国城に戻らないといけない帝国技術庁第一庁舎発着場のゴトアンさん。

 

 

 

⑦休憩室を体験してみよう!

そんなわけで、ウルベア帝国城の休憩室を実際に体験してみましょう!

今回は、

①砂風呂

②体を拭く

③全自動風呂

④一服

という流れです。

 

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はい。この配置からこのような動線が自然ですね。

 

まずは砂風呂。
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わぁ〜〜い!!!

あったかぁ〜〜い!!!

砂が重いよ〜〜!これってゴブル砂漠の砂?

ここまで持ってきたのかな〜?へぇ〜!

なんて話している間に汗が吹き出しております。

 

 

ふぅ〜!
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この休憩所にはシャワーはないので、お水にタオルを浸してぎゅっと絞って体を拭きます。

そのような用途もあったのね、このコーナー。

床が砂まみれになっちゃう?

 

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ちゃんと掃除用具もあるのでご安心を!!

でも誰が掃除するのだろう?魔神兵かな?

 

さて、砂を拭いて落としたら、全自動風呂へ!

全身丸洗いで一気に綺麗に!!


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汗をいっぱいかいたので水風呂だったらさらに気持ちいいでしょうね。

 

 

そして.......最後に一服。f:id:alenti:20240427160230j:image

ふぅ。

(あくまでしぐさでそれっぽくしていますが喫煙はしておりません。念の為)

 

以上、私の休憩室体験でした!

 

 

 

 

さて、汗もかいてお風呂も入って気持ち良くなったあとは......?

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食堂だーーーー!!!!

ついに休憩室を出て食堂まで行ってしまいました。この格好で貴賓室の前の廊下を走る必要があるので少しハラハラしながらの移動です。

ちなみにここの食堂の料理、とんでもなく辛そうな料理が多いわりには、案の定、水がないので今回は飲み物を持参です。

 

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食堂メニュー

水が飲みたくなる料理ばっかり。

 

 

 

さて、私的にはオムライスが気になります。

 

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でも、『ピリピリオムライス』と書いてあるので辛いんだろうなぁ。

 

やっぱりフルーツだ!!!!!
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砂漠の地下なのにこんなにフルーツがあるのも

素晴らしいですね。


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フルーツの間(勝手に命名) でいただきます!

 

そして、最後は優雅に書庫で読書です。

お風呂上がりにゴロ寝で漫画読んでる気分です。
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(食堂からこの格好で走ってきました)

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

なんだか、ウルベア帝国城が大好きになってしまいました。

食堂のメニューも豊富で楽しいのでぜひ見ていってください!

 

こんなに素敵な場所なのに、いつか滅亡しちゃうなんて......なにがあったのでしょうね?

色々気になりますが、今回はこの辺で。

最後まで見ていただきありがとうございました!

 

 

おまけ

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食堂から書庫までこの格好で走るドワ子の図

 

 

おまけ2

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こちらは部下の研究員たちが不眠不休で働く帝国技術庁の第一庁舎内にある、ベッドも水差しもあるグルヤンラシュ様の私室。


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ケーキが隠してある.....わかるよ。

甘いもの食べたくなるよね。

ウルベア帝国は辛い料理が多いから......

 

 

 

【ver4.5後期】マデ神殿の隠し部屋はどこに?

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マデ神殿の隠し部屋?サブクエで行くことはできるけど、一体どこにあるの?探してみた!

 

 

【ネタバレ注意!】この記事にはドラゴンクエストXオンライン ver4メインストーリー、およびサブクエストのネタバレがあります!

 

 

目次

  1. サブクエストNo578「英雄の真実を追って」(「時を巡る命題」)
  2. 隠し部屋がある場所
  3. 文官レジド
  4. 仮面の男の謎
  5. おまけ

 

 

 

1.サブクエストNo578「英雄の真実を追って」(「時を巡る命題」)

マデ神殿の隠し部屋、それは「時を巡る命題」というクエストシリーズの最終話、No578「英雄の真実を追って」というサブクエスト内で登場します。まずはこのサブクエストの概略から。

 

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エストは現代のグランゼドーラ 城内にいる学者のフィロソロスより受注します。かつてエテーネ王国内の領地に作られた、初代国王のレトリウスの功績を讃える5つの石碑には、隠された6つめの石碑があったとのこと。そこで、残された手がかりである文官レジドの手記を読み解いていきます。


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英雄王レトリウス 陛下に仕え 大臣という

身に過ぎた職まで 与えられた 我が人生は

まことに すばらしいものだった。

ただひとつ 心残りがあるとすれば

陛下の死後 その功績を 未来に伝えるため

作らせた あの石碑のことだ。

陛下の真実を伝える 最後の石碑・・・・・・

王家の意向により 破棄することになった

あの1枚を 私は ある場所に隠した。

今は秘するとしても いずれ 歴史の真実は

明かされるべきなのだ。そのための道筋は

他の 5枚の石碑のうちに 隠されている。

はるか後世・・・・・・

風雨にさらされた石碑の表面が 崩れ落ちる時

我が意志は 日の目を見ることになるだろう。

 

 

 

というわけで、どうやらすでに発見済みの5つの石碑は二重構造になっているようですね。これを現代の大エテーネ島の各地をまわり、道具鍛治ギルドのマスターに作ってもらった超音波ハンマーで叩いて文字を読み取ります。

 

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そして、読み取れた文章をまとめたのがこちら。

 

『歴史の真実を 求める者よ この国の礎たる 古き神殿の奥へ向かえ』

『そこへ至りし者は まず 仮面で顔を隠したる男の絵の前に 立つのだ。』

『そして 以下に記す 合言葉を唱えよ。

さすれば 第6の石碑への道は開かれよう。』

『合言葉の前半は 以下の通り 「われらみな」』

『合言葉の後半は 以下の通り 「レトリウス のこ」 ふたつをつなげて 唱えるべし』

 

 

というわけで、エテーネルキューブで過去のマデ神殿へと向かいます。

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祭具棟に入ってすぐにある「調印」という絵の前で「われらみなレトリウスのこ」とまわりにチャットすると......?


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石碑がある隠し部屋へ行くことができます!

そこにはレトリウスの真実について書かれた最後の石碑が!!

(クエストクリア後も合言葉を絵の前でチャットすると再度行くことができます)

 

さて、6つめの石碑の内容とは......?

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天の神よ 地の人よ かの者をたたえよ。

ここに語られるは エテーネ建国王たる英雄

レトリウス のいさおしの 最終節。

エテーネ王国を建国した レトリウス だったが

はげしすぎる生を 送ってきたゆえの代償か

その身を死病に侵されていることが 判明した。

時の放浪者 キュレクスは 友の死を厭い

病をいやさんと レトリウスの身体の時間を

巻き戻す術を ほどこしたという。

果たして 術は 想定通りの効果を発揮せず

病がいえることは なかった。しかし この時

レトリウスの身に ひとつのチカラが宿る。

それこそが 時渡りのチカラであったという。

そして その神秘の能力は 死を目前とした

レトリウスが産み落とした子にも 受け継がれた。

ほどなくして 王は 死病との戦いを終えられた。

これが エテーネ王国初代国王

レトリウス 女王陛下 最期の物語である。

 

 

 

 

これが隠されていた英雄の真実でした。

 

2.隠し部屋がある場所

 

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この隠し部屋、上を見ると天井から光が。

ということは、この部屋は最上階にあり、上は外になっているみたいです。

 

周囲を見ると壁や天井など、様式はマデ神殿の祭具棟にそっくりなのですが、祭具棟内をあちこち探してもそのような空間は見つからず、どうやら隠し部屋があるのは祭具棟の中ではないようです。

 

では一体どこに?

 

実は、おそらくここではないかという場所を発見しました!

それは、ここ!

 

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海からそびえたつ細長い塔が見えますね?

祭具棟から離れた位置にある、この謎の塔。

これこそが探している場所なのでは?

マデ神殿へ至る通路の上から見えるのですが、

最上部に注目!


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おそらくこの辺り。

窓の上に少し空間があるように見えますね。

ほとんどが水没してしまったマデ神殿の中で建物が残っていて、最上階に近い場所。

6つめの石碑がある隠し部屋はおそらくこのあたりにあるのではないかと思われます。

 


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位置関係はこのような感じです。

この距離を一瞬でワープできる仕組みが、

すでに初期のエテーネ王国にあったというのが、驚きですね。

 

 

3.文官レジド

さて、この一連のレトリウスの功績を讃えた石碑を作成させたのは、レトリウスに仕えていた文官レジドという人物でした。ここでは彼の人物像について考察していきます。

先にあげたレジドの手記の最初の部分を再び読み解いてみましょう。

 

英雄王レトリウス 陛下に仕え 大臣という

身に過ぎた職まで 与えられた 我が人生は

まことに すばらしいものだった。

ただひとつ 心残りがあるとすれば

陛下の死後 その功績を 未来に伝えるため

作らせた あの石碑のことだ。

 

 

 

「大臣という身に過ぎた職まで 与えられた」

「我が人生は まことに すばらしいものだった」

「ただひとつ 心残りがあるとすれば」

 

この部分から察するに、この手記を書いている頃のレジドは、もうかなりの年齢を重ねたご高齢の老人であることが読み取れます。自分の人生を振り返って心残りを書き記しているのですね。

彼は、自分が大臣にまでなったことを「身に過ぎた」と表現するほど謙虚な人物であったようです。しかしながら、レトリウスが女性であることや、彼女の時渡りのチカラが元々はキュレクスが病を癒すために与えたものであることなどを、当時の王家の意向に背いてまで、石碑を二重構造にしたり、高い塔の上に隠し部屋を作らせて6つ目の石碑を破棄せずに残したりするなど、様々な手を使ってでも後世にレトリウス の真実の姿を伝えようという強い意志を持った人物だったようです。

なぜ彼がそこまでしてレトリウスの真実を伝えたかったのかはわかりませんが、そのような並々ならぬ思いもあってか、彼が伝えたかった真実は、まだもう一つあるようです。

 

 

4.仮面の男の謎

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6つめの石碑のある隠し部屋へと至る合言葉を唱えた、この「仮面で顔を隠したる男の絵」、タイトル「調印」という絵ですが、この絵に描かれた人物は誰なのでしょうか? なぜわざわざこの絵の前でこの合言葉を? 何かがひっかかりますね。それでは、こちらについても考察していきたいと思います。

 

まずマデ神殿には、他にも絵が飾られております。そのうち二枚は描かれた人物が特定できます。

 

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「講義」という絵はユマテル。彼はキュレクスと共にレトリウスの双翼といわれたエテーネ王国建国の最重要人物です。「万物の理に通じる」とまでいわれた大錬金術師であり、レトリウスの死後、まだ幼い彼女の息子の後見人となり、エテーネ王国の初期を支えた人物です。

 

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「野心」という絵は、第15代ギリウス王。これは飾られている部屋にある書物の内容から読み取れます。彼はキュレクスから時渡りのチカラを奪い取り、「時見の箱」を作り出すとキュレクスを幽閉し、エテーネ王国を現在キィンベルがある場所へと遷都した人物です。

このようにマデ神殿に飾られている絵に描かれた人物は、エテーネ王国の王族や、政治の中心人物など、王国にとって特に重要な人物であることがうかがえます。

 

 改めて「調印」という絵を見てみましょう。

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テーブルの独特な紋様から、この人物がいる場所は、マデ神殿、もしくはその周辺であることがわかりますね。

 そして、この衣装から、おそらくギリウス王のように祭祀を司る王、すなわちエテーネ国王であることでしょう。

 また、マデ神殿周辺にあったと思われるエテーネ王国の都は、第15代のギリウス王により遷都されたので、それ以前の国王であることもうかがえます。

 そして、サブクエスト「英雄の真実を追って」にて、隠し部屋へ至る合言葉を唱える場所にこの絵の前が指定されていましたね。つまり、レトリウスの死後、臣下だった文官レジドが石碑が作らせた時代に、この絵はすでにマデ神殿の祭具棟のこの場所にあったということです。

 

これらをあわせて考察すると、この「調印」の絵に描かれている仮面の男は、「レトリウスの死後、文官レジドが石碑を作らせた時代にすでにエテーネ国王であった人物」であることがうかがえます。

 

これはもう一人しかいません。

レトリウスの息子で第2代国王のオルクス王です。

 

 

さて、ここで設定資料集の出番です。より詳細な深掘りを楽しんでいきましょう。

 

ドラゴンクエストX  設定資料館 アストルティア秘聞録」の「歴代エテーネ王 在位表」によると、30歳でレトリウスは病死。その在位期間はまだ5年。建国して間もない頃の出来事でした。彼女が産んだ息子オルクスは、まだ3歳ながらも、ユマテルが後見人となり二代目国王として即位。その後、42年の在位期間過ごし、建国から44年、ユマテルが病死し、その3年後にオルクスも45歳で亡くなりました。オルクスの死後は、息子の第3代テベリウス王が26歳で即位し31年の在位期間を経て57歳で亡くなっています。

 明言はされていませんが、レトリウスとユマテルは男女の仲にあったようなので、おそらくレトリウスの息子の父親は後見人となったユマテルであったのだろうと推察されます。ユマテルがレトリウスと同世代であったと仮定すれば、大体70前後で亡くなっている計算になります。文官としてレトリウスに仕えていたレジドも同じ世代だとすると、レジドがレトリウスの死後に仕えていた国王は、42年という長い在位期間を考えると、やはり二代目のオルクス王となるでしょう。レトリウスの死後、どれくらい経ってからレジドが石碑を作らせたのかは定かではありませんが、仮にレジドが大臣にまで出世してから石碑を作らせたと考えると、幼くして即位したオルクス王もその頃には十分成人となっているはずです。

 

 

そして、極めつけがこれ!

さあ、思い出してください。

この絵の前で何て言いましたっけ!?

 

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「われら みな レトリウス のこ」

 

 

 

レトリウスの子!

 

 

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レトリウスの息子!!

 

 

 

綺麗に着地しましたね。

このあたりの謎解きも含めて、実に面白いクエストでした。

秘聞録がなくても、この結論に辿り着いたかもしれませんが、在位表のおかげでより詳細に知ることができました。ありがたい。

「レトリウスの子」というキーワードとこの「仮面で顔を隠したる男の絵」を組み合わせて、案に仄めかしていたんですね。

 

 

まさにタイトル通り「英雄の真実を追って」でした。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.【おまけ】

もう少しだけ想像力を働かせて飛躍するとするならば、こんなことも考えられます。

他の氏族との関係からケミル氏族の長の息子のユマテルを特別にできないという理由もあって、レトリウスとユマテルの関係は公にされることはなかった。けれど、せめてレトリウスとユマテル、そして二人の息子との関係をを何らかの形で繋げたい。レジドはそう考えたのではないでしょうか?

ユマテルとオルクスの絵があるマデ神殿から、レトリウスの真実の姿が隠された秘密の塔へと繋がっていく道筋は何だかそんなような事を思わせるのです。

 

少し想像が過ぎましたかね。

まあ、これも考察の楽しみです。

それでは。

 

 

 

 

【ver6.5後期】ルーラポイントが増えたら天井ぶち抜かれたってマジ!?

【ネタバレ注意!】この記事には、ドラゴンクエスト10オンライン ver2メインストーリーのネタバレがあります!ご注意ください!

 

 

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ver6.5後期アプデで、レンダーシア内の各地にいざないの石碑(ルーラポイント)がたくさん追加されました。

 

これまでアクセスが難しかった場所にも行きやすくなって非常に便利!なのですけど、週課でピラミッドへ行ってみたらビックリ!

 

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あれっ?すごく床が光ってる?

光が差す方向を見ると......?

 


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穴が空いてるー!?

 

試しにルーラしてみるとちゃんと外へ出られました。魂の燭台、アビスジュエル、エテーネルキューブも使えました。どうやら、天井の穴から漏れた光が差している床に立つと外にいるのと同じ扱いのようです。

 

いざないの石碑でルーラストーンに登録すると「偽りのピラミッド・中央」の石が登録されて、外から直通でこの場所に着きます。「ヴェリナード ・アクセ屋」を登録したルーラストーンがあれば、鑑定後すぐに合成に飛べるので便利ですね!

 

ちなみに「コンテンツガイド」や「やることメモ」の「ピラミッドの秘宝」の項目から移動すると

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これまで通り「偽りのピラミッド前」に着きます。こちらはピラミッドの外になります。

エストなどで周辺の雑魚狩りなどで必要な時はこちらも便利ですね!

 

それにしても天井に穴を空けるなんて大胆なことをしたものです。これまでver3.0アプデでドルワーム水晶宮空中庭園の上層が王立研究院の研究成果でルーラストーンを使ってもすり抜けられるようになり、その後、武器鍛治ギルド、オルフェアの裏通り、天声の間の前などが同じような謎技術で次々とルーラストーン使用可能となっていました。

 

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ドルワームの謎技術

 

今後はこのドルワームの謎技術で押していくのかなあと思いきや、ver6.5後期でまさかの天井ぶち抜き!これには驚かされました。偽レンダーシア世界のピラミッドだから、ドルワームの研究員さんは手が出せなかったのかもしれませんね。古代の遺跡とはいえ、偽物ですし。大胆に穴が空いても大丈夫です。

ちなみに今回追加された真の方のピラミッドのいざないの石碑は、ちゃんと外にありました。

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「太陽の石室前」

 

アラハギーロ王国の貴重な遺跡なので、天井は壊されずに大事にしてもらえたようですね。

 

 

 

さて、今回、ver6.5後期アプデで追加されたいざないの石碑がある場所の中で、天井がある場所は他にもあります。

 

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というわけで、その一部をご紹介。

 

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悪鬼のねぐら前([真][偽]ナシームの洞窟)


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魔獣の菜園前(真のこもれびの広場)


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謎の地底湖前([偽]謎の地下水路)


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巨竜の巣前([真][偽]ゼドラ洞)

 

ね? 石碑が追加された場所の天井に大きな穴が空いていますね! どうやら、レンダーシア大陸はルーラストーン使用の為に「天井がある場所は穴を空ける」という物理的な対応がなされたようです。

大規模工事発注!おかげでとってもわかりやすい!

 

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ピラミッドに穴が空いていたのに驚いてSNSに投稿したら、たくさん拡散されて、大体24時間で500いいねを超えてました。(注:当アカウントではとっても多い方なんです!) 結構、驚いた人が多かったようで、反応を見ていると便利になってうれしい!といった喜びの声のほか、「天井に大穴を空ける」という手法にも好意的な方が多かったように思えました。スタッフさんが世界観を大事にしているのが伝わってきて良かったですね。

 

 

それにしても......

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王家の宝物庫前(真の海風の洞くつ)


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天井

 

王家の宝物庫の前まで大穴空いてるけど大丈夫?

 

ちょっと心配です。もう大事なものとか置いてないのでしょうか? 

 

冒険者たちのためにここまでしてくれるなんて、アリオス王には本当に頭が下がりますね。

 

 

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アリオス王に感謝!

(でも、大事な宝物はどこかに移した方が良さそうです。)

 

 

 

 

 

というわけで、「ルーラポイントが増えたら天井ぶち抜かれたってマジ?」というお話でした。突然の大規模工事にビックリしましたね!それではまた!

 

【ver5】種族神のイメージカラー

 

この記事は前回の【ver5】ジャディンの園と虹色の謎 - alenti’s diaryの補足説明の内容となっております。なので、ちょっと長いのですが前回の記事を先に読まれる事をお勧めいたします。

 

 

【ネタバレ注意!】

この記事はver5メインストーリーのネタバレがあります!ご注意ください!

(最後にちょこっとだけver6.3クリア後のキャラのセリフが一部ありますが、ver6.3の内容のネタバレには当たらないかと思います。が、どうしても触れたくない方はご注意ください!)

 

 

 

 

さて、前回は光の女神ルティアナから生まれし七柱の種族神、この関係は「光の分光」が元になっており、各種族神にはそれぞれイメージカラーがあり、「虹色の液体」や「虹色の花」の「虹色」というのは七柱の種族神を表しているのではないか?と考察しました。今回は、どの神が何色のイメージカラーなのか、もう少し深掘りしていこう!という補足説明の回です。

 

 

女神の光から生まれた七柱の種族神

まず、大前提として七柱の種族神は光の女神ルティアナから生まれたわけですが、ゲーム内でも「新たな世界に降りたったルティアナはまず光から七柱の神々を創られた」とあります。これは、六聖陣が主人公たちに神話時代の話をする場面ですが、「光から七柱の神々を創られた」と伝承されていますね。

実はアストルティア秘聞録にもこれについては明言されていまして、「歴史を紐解く用語集」のページの「種族神」の項目に「女神ルティアナが自身の発する光から創り出した、七柱の兄弟神。」と書かれていました。というわけで、種族神が光から生まれた、というのは大前提として確かな情報のようです。

 

 

調停の祭壇から見る六種族神のイメージカラー

 

次にver3で訪れた神墟ナドラグラムの調停の祭壇での各種族神の像から放たれている光から、イメージカラーを探っていきたいと思います。

なお、種族神の像が発する光の色は濃淡や色調など多少揺らぎがあるので、イメージカラーは私が見た主観に基づいています。ですが、大体、各種族神が司るもの(例えば、エルドナが風、ガズバランが炎といったもの)を連想させる色になっているかと思います。

 

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エルフの種族神、風の神エルドナ

イメージカラーは黄緑かな。

爽やかな風吹く新緑のイメージといった感じかな。

 

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オーガの種族神、炎の神ガズバラン。

イメージカラーは炎の赤ですね。

 

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ドワーフの種族神、土の神ワギ。

イメージカラーは黄色、もしくはオレンジかな?

ここは微妙な所です。

 

 

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ウェディの種族神、水の神マリーヌ。

イメージカラーは水の青ですね。

 

 

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プクリポの種族神、花の神ピナヘト。

イメージカラーは紫、もしくはピンクですね。

お花のイメージでしょうか?

 

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人間の種族神、勇気の神グランゼニス。

急に内面を司る神。

他の種族神がみんな自然を司るのに、

急に何!?

イメージカラーも、正直よくわからない。

白っぽく見えたかなと思いきや、

 

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黄色っぽくなったり、


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オレンジっぽくなったり、
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青っぽい光も見えたり、

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それから像のまとう光と飛んでくる光線の色が一致していなかったり。


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とにかく、はっきりよくわからないのがグランゼニスのイメージカラーです。

この辺りは、「勇気」という目に見えないけれど、千変万化する心のうちにあるものを司っているからかもしれません。勇気の色は何色なんだろうなあ。

とにかくグランゼニスはイメージカラーから見ると何か特別な存在感があって、それも不思議です。

 

 

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ちなみに中央の光が合流する部分で見るとグランゼニスは、白っぽい光ですね。これも多少、色味が変わったりしますけど。

 

 

 

神話の伝承から見る種族神のイメージカラー

実は、調停の祭壇の以外にも、各種族神のイメージカラーがわかる箇所がゲーム内にありました。それが、映写機で見られるムービーの「ver5.4 神の覚醒>ルティアナ復活の方法とは」の場面ですね。

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ここでは、ナドラガ神も含めた七柱の神が描かれています。右下のグランゼニスはここでは水色っぽい色で表現されていますね。注目すべきは、調停の祭壇では見られなかったナドラガのイメージカラー!中央の下の段にいます!濃い緑色ですね!エルドナが黄緑としたら、深緑といったあたりでしょうか。空の神なのに、青じゃないっていうね。ここはちょっと謎です。ですが、これで七柱の神のイメージカラーが大体わかりました。

 

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と思いきや、この画像をご覧ください。「ver5.4神の覚醒>七柱の邪神の神話」の場面です。左にいるグランゼニスの色は、今度は水色ではありませんね。白っぽい?ルティアナの側で黄色っぽくも見えるし、少しグレーっぽくも見えるし、やっぱりグランゼニスだけ固定の色ではないんですね。他の種族神は先ほどの画像と一緒なのに、グランゼニスだけ、明らかに色が違う。やっぱりよくわからない神です。

 

 

虹色の花と比べてみる

ここまでを踏まえて、前回お話しした「虹色の花」の色と比べてみましょう。これに各種族神のイメージカラーを重ね合わせると......?

 

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こんな感じ!

えっ!ナドラガそこ!?と思われたかもしれませんが、ニコちゃんと比べると葉っぱの色が濃い緑色になっているので、ナドラガが深緑ならここだろうと。

あと、グランゼニスの色が固定でないのと、ワギの色が黄色だったりオレンジだったり、はっきりわからないので、この黄色と橙の二つはワギかグランゼニスのどっちかだろうと。まあ「虹色の花」に七柱の種族神のイメージカラーを無理矢理当てはめるとこうなります。

だいぶ無理矢理な感じがしますが、そもそもグランゼニスのイメージカラーがよくわからないから仕方がないですね。

 

 

このよくわからなさが、何か他の種族神たちと違ってグランゼニスは特別な感じがするんですよね。もしかしたら、種族神同士の戦争になった時に、ナドラガが最初にグランゼニスのレンダーシア  を狙ったのも、そういう何か特別な理由があったのかもしれませんね。まだよくわからないけど。

そういえば、ちょうどver6は天界のお話だし、ver6.3メインストーリークリア後に何やらシオンさんが気になることを言っていたので、今後、何かわかるかもしれないですね!

 

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さて、いかがだったでしょうか?

ちょうどver6に関わってきそうな感じが出てきました。

たまたまですけどね!

でも、そもそもグランゼニス神って本当に謎なんですよね。

DQ9に出てくるグランゼニスと関係あるの?

どうなの?とか、その辺りも気になります。

 

ではでは、今回はこの辺りで終了です。

ありがとうございました!

楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

 

 

追記 (2023年12月10日)

2023年12月9日に行われたイベント「ドラゴンクエストX 冬物語」にて、人間のテーマカラーは「白」であると明言されました。

 

DQ9に登場するグランゼニスも白い姿で登場するので、同じ名前のDQ10の人間の神であるグランゼニスのテーマカラーが白というのはそこから来ているのかもしれませんね。

 

同時に「竜族のテーマカラーは『ベースが白で、限りなく白に近い、銀と青を足したような色』であるとも明言されました。これについては、あれっ?という感じ。上にあげた考察とは随分違ってしまいましたね。ゲーム内ではこうだったのにな? とか、色々思うことがありますが、意外な場面で判明して良かったです。またそのうち改めて考察し直したいなあ。

 

 

 

【ver5】ジャディンの園と虹色の謎

 

 

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前回に引き続き、ジャディンの園の考察です。今回は、ジャディンの園と、あの「虹色」について色々と考察していきたいと思います。

 

【ネタバレ注意!】

この記事は、ver1〜5までのメインストーリー、サブクエスト、ver6のサブクエスト「約束の帰郷」とその後のお話のネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

前回、【ver5】細かすぎて伝わらないジャディンの園の変化 - alenti’s diaryという記事の中で、ver5ストーリー、サブクエ685「輝きの園」を終了して残った魔瘴を取り除いても水の中を泳いでいた魚や、元気に咲いていた花々は元には戻っておらず、ジャディンの園が元の環境に戻るには時間がかかるだろうと考察しました。また、大審門の部屋の日記帳の記述から、かつて草一本生えてなかったジャディンの園を花が咲き乱れる楽園へと変えた「虹色の液体」、これがあれば再び元の美しい楽園へと戻すことも可能なのかもしれないとまとめました。

今回はこの「虹色の液体」についての考察です。

 

では、その日記帳を今回も見てみましょう。

 

 

ジャディンの園の成り立ち

大審門の封鎖されし部屋にある本棚には、モモリオン王の日記帳があります。ここには彼と初代魔仙卿との出会いや、ジャディンの園の成り立ちが書かれています。

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ここに出てくる「虹色の液体」が今回の考察ポイントですね。でね、「虹色」と聞いて、思い出したんですよ。

 

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これはジャディンの園を復興するクエスト685「輝きの園」で出てくる虹色の花です。では、このサブクエストをあらすじで振り返ってみましょう。

 

 

 

 

サブクエスト685「輝きの園」

ver5メインストーリークリア後、まだ魔瘴が残るジャディンの園。主人公はジャディンの園の復興の為に協力することをモモモに依頼される。二人は故モモリオン王がジャディンの園を魔瘴から守る為に魔仙卿に相談していた事を知り、彼が魔仙卿から託された「虹色のタネ」を見つけるが、これを発芽させるためには「ひかりモーモン」という存在になってタネに光のエネルギーを注ぐこと必要だと知る。ルファ神殿の最上階にて光のエネルギーを得て「ひかりモーモン」となったモモモ。ジャディンの園に戻り、モモモがタネに光エネルギーが当てると、タネは発芽し虹色の花が咲いた。

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虹色の花はジャディンの園に残っていた魔瘴をぐんぐん吸い込んで、ジャディンの園からはほとんどの魔瘴を取り除かれた。体調が悪そうにしていたアントワネット妃は、実は故モモリオン王の忘れ形見をみごもっており、彼女は無事出産することができた。新たな命が誕生し、ジャディンの園に希望が見え始め、復興へと歩み出したのであった。

 

 

このサブクエストで出てくる虹色の花が先ほどの写真の花なのですが、よーく見てみると、どこかで見たことある気がしませんか?

比べてみましょう!

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虹色の花

 

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ニコちゃん。

そっくりですよね!?違う所といえば花びらの色くらい。そう、虹色ですね!ニコちゃんはver3で出てきましたが、兄弟姉妹が作った魔法生物でしたね。このニコちゃんを巡るお話、ver3のメインストーリーから始まって、サブクエスト、そしてver6の隠しクエストで、色々と触れられているので、忘れちゃったな〜という方の為に、ちょっとあらすじで振り返ってみましょう。

 

 

ver3嵐穿つ断罪の虚空のおはなし

ムストの町を調べていた主人公は兄弟姉妹に創られたという魔法生物のニコちゃんと出会った。ニコちゃんは町の人たちが急に全員いなくなったので探してほしいと主人公に頼む。ニコちゃんの話を手がかりに探索し、教会の仕掛けを解き、町の地下に人々が隠れているのを見つける。

紆余曲折あって、クロウズは兄弟姉妹が残した創世の霊核が隠された部屋を守る結界を強化する手段を探してほしいと主人公に頼む。すると、ニコちゃんは自分こそがその手段であり、「エレクトラム」というアイテムを手に入れるように主人公に伝える。ニコちゃんとエレクトラムをクロウズに託した主人公。ニコちゃんは主人公に別れを告げた。

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サブクエスト452「ニコニコな大冒険」

ムストの町・地下の会議室にいるガナジから、「守りの部屋の扉の前で植物のタネを拾い、興味本位で鉢に植えて育てた所、花が咲いたがそれが奇妙なので新種の魔物ではないかと不安なので見てほしい」と主人公は頼まれる。承諾すると、隠していた鉢植えをガナジは持ってくる。それは、あのニコちゃんだった。主人公の頭の中に聞き覚えのある声が聞こえてくる。

「お久しぶりね!魔物呼ばわりは心外だけれどニコは華麗に復活よ!」

「ちゃんと結界を強化できたのは知ってるわ。それって私のおかげよね?感謝のしるしに私の願いを叶えなさいな!」

ニコちゃんは会議室で疾風の騎士団員たちが噂していたナドラガンドの風景を見に行きたいという。彼女の言う通り、主人公は炎の領界の炎樹の丘、氷の領界の恵みの木、闇の領界のカーラモーラ村の浄月の間へと連れて行った。ニコちゃんの魔法の力は、その多くを結界の強化に使った為、わずかに残された力も尽きようとしていた。最後にムストの町に戻ると彼女は主人公に別れを告げ、声は届かなくなるが、主人公の家に連れていってほしいとお願いした。ニコちゃんの声はもう頭の中に響かなくなった。

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ver6クエスト707「約束の帰郷」のその後の話

兄弟姉妹は、新エテーネの村に帰郷し、村人として新たな人生をスタートした。空き家だった水車小屋を改修し、住居兼研究室とした。ニコちゃんを連れて、兄弟姉妹の家を訪れると、すぐにその懐かしい気配を感じとったようだった。

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兄弟姉妹は主人公のかばんから、ニコちゃんを見つけると再会を喜んだ。そして、創世の霊核がある守りの部屋の結界を強化する使命を果たしてくれたことを大いに感謝し、ねぎらった。兄弟姉妹は、主人公がニコちゃんに魔力を戻して再び話せるようにしてほしいのだろうと感じ取ったが、その為にはもう一度ニコちゃんをタネの状態に戻す必要があり、これまで主人公と過ごした記憶が消えてしまうが、それでもいいかとニコちゃん尋ねた。「ぃ......ゃ......ょ.....!」ニコちゃんの弱々しい声が二人の頭の中に聞こえた。兄弟姉妹は、ニコちゃん意思を尊重し、主人公のお庭で咲き続けることがニコちゃんにとってのしあわせだと答えた。主人公が抱き上げるとニコちゃんは、満足そうにニコニコしていた。

 

 

 

 

というわけでした。改めて振り返ってみると、最初は、ムストの町の謎解きで主人公を導いて一緒に冒険が始まり、その後、実は兄弟姉妹が生み出した創世の霊核を守る結界の強化の為のキーアイテムだったと判明して突然お別れすることに。しかし、タネを残して再び復活。喜びも束の間、残された魔力が尽きて主人公と話すことができなくなってしまう。新エテーネの村に戻ってきた兄弟姉妹と再会するも、魔力を戻すことはできず、再び話せるようにするにはタネの状態に戻すしかないが、それでは主人公と過ごした日々の記憶が消えてしまうからと、結局、ニコちゃんは話せないままでいることを望む。

主人公と兄弟姉妹を結ぶ非常に重要なキャラクターだったわけですね、ニコちゃん。

 

長くなってしまいましたが、このニコちゃんという魔法生物はそれほど兄弟姉妹にとって大事な使命を任せることができる、信頼できる存在だったわけですね。

 

というわけで改めて「虹色の花」と「ニコちゃん」を見比べてみましょう。

 

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虹色の花

 

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ニコちゃん

 

 

ほぼ見た目が一緒ですね。

どうやら、この虹色の花のタネをモモリオン王に渡した魔仙卿というのは、先代魔仙卿の「ジャディン」ではなく、二代目魔仙卿の兄弟姉妹の方だったということが伺えますね。おそらくベースの部分は魔法生物のニコちゃんを使用したのでしょう。そして、気になるのがこの虹色の部分。魔仙卿が持っていた虹色の物といえば、そう「虹色の液体」ですね!モモリオン王が出会った魔仙卿(この魔仙卿はおそらく先代のジャディンの方でしょう)が持ってきた、数滴たらしただけで荒れた土地を花々が咲き乱れる土地に変えたという、あの「虹色の液体」です。

 

ということは、あの「虹色の液体」を先代から受け継いだ兄弟姉妹が、これを錬金素材としてベースがニコちゃんの魔法生物、「虹色の花」になるタネを錬金して創り出した。そしてそのタネをモモリオン王に渡した。こういうわけですね。

 

 

つまり、こういうことです。

 

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ニコちゃん:魔法生物。とっても頑丈。

虹色の液体:たった数滴でも殺伐とした大地に花々を咲かせる

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光エネルギー:ルティアナの加護、魔瘴を浄化

 

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 虹色の花

  魔瘴を吸い込んで浄化できる花

 

 

 

なるほど!

虹色の花の正体やその成り立ちというのは、だいたいこんな所かなぁと思います。

 

 

 

魔瘴の取り込みの危険性

魔瘴を取り込む能力といえば、これまでにもナドラガ神の眷族である神獣の「プリフィー」や「世界樹」などが登場してきました。しかし、大量の魔瘴を取り込んで浄化することは、やはり神獣や世界樹でもその身を侵食してしまうので無限にできることではないらしく、プリフィーは体内の魔瘴を浄化するために長い眠りにつきましたし、二本目の世界樹は暗黒大樹へと変貌してしまいました。

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神獣プリフィー

 

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暗黒大樹の誕生

 

ver5までの間、魔瘴を取り込んでも全く平気だったのは、魔瘴の巫女として魔界の各地で魔瘴を取り込んで浄化してきた「イルーシャ」くらいなのですが、彼女は光の女神ルティアナの化身として魂の依代となっていた為、その魂を身に宿している間はそのような事ができたわけでした。役目を終えて、ルティアナの魂が離れた後は、もうそのようなことは出来なくなりましたし、メインストーリーでは、その役目は、蝶の姿となったルティアナが果たしていましたね。たとえ魔瘴を体内に取り込んだとしてもそれを打ち消すルティアナの光エネルギーが不可欠というわけですね。

 

神獣や世界樹でも平気ではいられない魔瘴を、ぐんぐん吸い込んでも大丈夫な「虹色の花」。その秘密はやはり発芽するときにその身に取り込んだルティアナの光エネルギーだったのでしょう。これが魔瘴を浄化するのに不可欠。そして錬金するときに使われた「虹色の液体」の脅威的な生命エネルギー。これらが合わさって、ぐんぐん魔瘴を吸い込む「虹色の花」が誕生したのでした。

 

 

さて、ここで謎が。この「虹色の液体」ってな〜んか凄いのはわかったけど、結局の所なんだったんだろう?

 

 

虹色=七柱の種族神?

ここでそもそも「虹」というものがどうやってできているのかを考えてみましょうか。自然光はプリズムを通過した時に、その波長の違いによって様々な色の光に分けられます。これを「分光」といいますね。雨上がりの空や、滝の傍などで虹をよく見るのは空気中に含まれる水滴がこのプリズムの役目をしているからですね。

つまり、自然光は元々様々な色の光を含んでいるのですね。それが、プリズムを通ると様々色の光が別れてくる。虹色、といえばそう七色ですね。全てを含む光から、七つの色の光が誕生する。

この関係、何かに似ていますね。

そう、光の女神ルティアナから七柱の種族神が生み出された関係性によく似ているのです。

つまり、「虹色の液体」の虹色は、「七柱の種族神」を指すのではないか?と思うのです。

 

実はそれがほのめかされている場所が、ver3で出てきます。覚えていますでしょうか?あの場所を。それが、神墟ナドラグラムの調停の祭壇です。

 

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ここはかつて種族神たちが集まって語らう神の都でした。ナドラガ以外の六種族の神がそれぞれの場所につき、全員が揃うと扉を開けてナドラガが姿を現したと伝えられています。今では、破壊された六種族神の像の前に主人公が戻した神器が主人の代わりに光を放っています。


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反対方向から見た写真。奥に竜の棺が見えますね。


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そして、ここが六種族神の神器から放たれた光が合わさる場所。ナドラガ以外の六種族の分なのですが、合わされた光が伸びていくのは、6つが合わさった光です。ルティアナの光エネルギーの色と比べるとやはり色が薄い気がしますが、種族神たちがそれぞれの色の光を担当している、というのは見てとれるかと思います。さて、六種族神にナドラガを合わせて、七柱の種族神の光、これが七つの色、虹色の正体ではないかと考えています。

 

 

魔界の成り立ちと残された種族神たち

かつて、アストルティアの大地がジャゴヌバの襲来によって魔瘴に侵された際、光の女神ルティアナはその中でもひときわひどい土地を切り離し異世界へと封印してしまいました。これが現在の魔界の土地です。

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そして、これらはどこか一部分というわけでなく、アストルティアの各地からそれぞれ切り離されてまとまった土地へと統合されたのちに異世界へ封印されたと考えられます。魔界にはアストルティアの各地にいた様々な種族の特徴を持つ魔族たちがいますからね。

 

そして、光の女神ルティアナは、ジャゴヌバと共に自らの魂を肉体から切り離し、互いにそれぞれを別々に封印しました。こうしてアストルティアは平穏を取り戻すことはできたものの、切り離されてしまったかつてのアストルティアの大地である魔界を、残された種族神たちは憂いていたのでしょう。ルティアナでさえ完全に取り除く事ができなかった魔界の魔瘴は彼らにもどうすることもできなかったのではないでしょうか。ならば、せめて、いつか魔瘴がなくなった時に、その大地に再び命を取り戻す為に。そう、「虹色の液体」にはそんな七柱の種族神たちの願いが、込められているのではないでしょうか? そして、それは初代の魔界の統治者である大魔王ゴダへ託され、その後息子であるジャディン、すなわち初代の魔仙卿の元へ。彼は、モモリオン王を保護した際に殺伐とした土地に招き入れましたが「もっと光に満ちた楽園」を望まれた。このとき初代の魔仙卿は「虹色の液体」のことを思い出して、試しに数滴を大地にたらしてみた。すると、殺伐とした土地は光と花のあふれる楽園となった。これが、私の想像した「虹色の液体」の正体です。

 

 

さらに想像は続きます。残りの「虹色の液体」は彼の後を継いだ二代目の魔仙卿、兄弟姉妹へ受け継がれました。兄弟姉妹は、優れた錬金術師でもありました。ジャディンの園が少しずつ魔瘴に侵されていることに気づき、そして、同じくそれを危惧していたモモリオン王の訴えもあり、何か魔瘴を取り除く方法はないかと研究していました。そこで、自らが得意とする錬金術で魔瘴を吸い込む花を魔法生物で創ることを思いついた。そして、七柱の種族神たちの力とルティアナの光のエネルギーが必要であると考えた。七柱の種族神たちの力は「虹色の液体」を使用することで得られた。あとはルティアナの光エネルギーが必要だった。かくして虹色の花はタネの状態でモモリオン王へと託された。モーモンという種族は、光と闇の両方の力を操ることのできる種族である。どこか光エネルギーの溢れる場所でその身に光エネルギーを宿して「ひかりモーモン」となることができれば、虹色のタネを発芽させて花を咲かせることができるかもしれないとモモリオン王は考えた。そして、その役目はモモモに引き継がれた。

 

魔瘴が噴出したジャディンの園はイルーシャとナラジアによって浄化されて小康状態に落ち着き、残りの魔瘴は、モモモがひかりモーモンとなって虹色とタネを発芽させて魔法生物の虹色の花を咲かせ、花がぐんぐん魔瘴を吸い込んで、ジャディンの園が救われました。良かった良かった。

 

かつてモモリオン王はこんなことを言っていたそうです「このジャディンの園には生きていくための全てのものがそろっている」と。弱いモーモンたちが暮らしていくのに十分な美しい環境は、この空間にだけ満たされたルティアナと七柱の種族神たちの力のおかげだったのかもしれませんね。

 

 

危険な楽園

しかしながら、ジャディンの園という場所は実は非常に危うい場所にありました。魔界の中で、魔瘴というのは下の方へ溜まる性質があるらしく、高い場所は比較的魔瘴が薄い傾向にあるようです。ターボル峡谷などもそうですね。その為、山頂にあるジャディンの園は比較的魔瘴が薄い場所に存在し、その周りは空気を浄化するフィルターのようなもので覆われています。立地場所からいっても、魔仙卿が用意した環境がすでに魔瘴の対策がある程度講じられた場所だったわけですね。しかしながら、これがただ高い山の頂上ならまだしも、闇の根源であるジャゴヌバが封印された魔の岩山の真上です。封印されていても漏れ出る魔瘴は、山の上まで達して魔瘴石となり、ジャディンの園のすぐ足元まで迫っています。ひとたび異変が起きて魔瘴が噴出すれば真っ先に被害を受ける場所。そう、ジャディンの園の弱いモンスターたちは、楽園に保護されている一方で、坑道のカナリアのような非常に危険な役目も同時に担っていたのですね。それはこの場所で監視を続ける魔仙卿も然り。魔仙卿の衣装は濃厚な魔瘴の海に落とされても無事に生還できるほど、強力な魔瘴対策が施されており、中の人物を安全に守る優れたスーツでした。このような物を常に身にまとわなければならないのは、正体を隠す以外にも、闇の根源であるジャゴヌバからなる魔瘴の脅威と常に隣り合わせで過ごさなければならなかったからではないでしょうか。もしかしたら、兄弟姉妹と同じように初代の魔仙卿であるジャディンも、それほど強い魔族ではなかったのかもしれません。彼は、大魔王ゴダの息子でありながら、同じような統率力を持てなかったそうですからね。

 

そんな危険と隣り合わせの儚くも美しい楽園。それがジャディンの園だったというわけです。

 

 

 

さて、いかがだったでしょうか。

ルティアナのアストルティア分離、魔界の誕生、ルティアナとジャゴヌバの封印、そして大魔王と魔仙卿の誕生、モモリオンと魔仙卿との出会い、ジャディンの園の誕生、そして、魔界とアストルティア での魔瘴の脅威、七柱の種族神の加護、と考察しがいのある歴史が盛りだくさんでしたね。さすがver5は、ver1〜5の集大成だけあって、様々な設定がふんだんに織り込まれていてなかなか楽しかったです。

 

というわけで、今回はこれで終わりです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

色々と話がとっちらかっていますが、大体考えていたことはほとんど書けた気がします。楽しんでもらえていたら幸いです。

では、また!

 

 

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追記:

補足説明の記事を書きました。

合わせて読んでくださると幸いです。

【ver5】種族神のイメージカラー - alenti’s diary

 

 

 

 

 

 

 

 

【ver5】細かすぎて伝わらないジャディンの園の変化

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こちらの記事はver5メインストーリー、サブクエストのネタバレがあります!ご注意を!

 

 

 

 

 

 

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ジャディンの園は、ストーリーの進行度によって、風景が変わりますね。

その中でも、特に細かいなー!と思っていた箇所があります。

 

このゴダ神殿の下にある水の部分にご注目ください。

 

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見えるかなー?

フィルターを「シルエット」にして撮影しています。

この、ゴダ神殿の下をぐるぐる回っている水の部分なんですけど、ここに魚がいっぱいいて、一緒にぐるぐる回っているんです。(釣りはできません)

ジャディンの園は弱いモンスターの保護区ということなので、外部の魔瘴からは守られていて、魔界にありながら澄んだ空気と水があるのでしょうね。

 

さて、そんなジャディンの園ですが、ストーリーが進むと魔瘴が噴出して、風景が一変してしまいます。

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イルーシャが「モモリオン王ー!みんなー!」と叫んで心配していた時、私は「さかなー!」と心配していました。ムービーが終わって、すぐに駆け寄って撮影した写真がこちら。


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エーン(´;ω;`)

さかながー!!!!!

いなくなってる.....とてもつらい......

清浄な水の中で生きていた魚たちは、やはり噴出した濃厚な魔瘴の中では生きられなかったのでしょう。

そもそもそこに魚がいたことすら、よく見ていないとわからないのに、こんな変化をつけてきたことに驚きです!

 

で、まだあるんですよ。

ジャゴヌバを倒して、大魔瘴期を回避した後。

エスト685「輝きの園」をクリアして、残っていた魔瘴を浄化した後の写真がこちら。

 

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再び、フィルターを「シルエット」にして撮影してみましょう。


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水の部分に魚が......いない......

そうなんです。

一度失われた環境は、そう簡単には戻らない。

魔瘴が噴出する前は、ピンと立っていた植物も、下を向いて萎れたままです。

魔瘴がなくなっても、元通りの美しい自然に戻るには、まだまだ時間がかかるということです。悲しいですね。

 

さて、このジャディンの園のできた当初のいきさつが、大審門の魔仙卿の鍵で入れる部屋、「封印されし部屋」の本棚にあるのでご紹介しますね。

 

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これを見ると、最初は「草一本生えていない 殺伐とした大地」だったのに、先代の魔仙卿が「虹色の液体の入ったビン」を持ってきて「大地に数滴たらした」だけで、「たちまち 大地に花が咲き乱れ」た、ということなんですね。というわけで、この「虹色の液体」があれば、再び元の美しい環境に戻すことが出来るかもしれません。

 

それから気になるのが、先代の魔仙卿がジャディンの園の環境を作ったのが、その「虹色の液体」による所。その場で彼自身の力で作り上げたのではなく、一旦、神殿に戻って取ってきた薬を大地に撒いている。

もしかすると、先代の魔仙卿も、とてもすごい錬金術師だったのではないかなと思えるのですよね。あの魔仙卿の衣装も、魔瘴の海に落ちても大丈夫なくらい魔瘴から中の人を守る優れものだったし。とても気になりますね!

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

ジャディンの園のストーリー進行度による細かすぎて伝わらない変化。

驚きでしたね!

 

魔瘴が噴出した時に、一番に魚の心配してごめんなさい。

 

 

 

 

 

エルトナ大陸の木材運搬ルートを追え!

私は以前、Twitter上でエルトナ大陸の木材運搬ルートを追うという、なんとも物好きな考察を展開していたのですが、その考察に進展があったので、今回、なんと3年ぶりに記事にいたしました。一部、過去の写真を使用しながらの再構成になりますので、写真の人物の髪型がコロコロ変わるのはご了承ください。以前の考察を大変気に入って頂いた方には、非常に申し訳ないのですが、今回の記事を改めて楽しんでもらえると幸いです。

 

 

さて、エルトナ大陸の木材運搬ルートとはなんぞや?という方のためにまずは彼を紹介いたしましょう。全ては彼の一言から始まった。

 

 

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王都カミハルムイ北の木工ギルド前の水路の前にたたずむ、ウェディのスーイーさん。

「なあ 知ってるか?

 この川ってずーっと遠くの

 風の町アズランと つながってるらしいぜ」

「なんでも 川を使って

 木材を運ぶためなんだってさ。

 エルフって アッタマいーよなー。」

 

な、なんだってー!!!

じゃあ、本当に繋がってるか確かめてみよう!

そう、最初は軽い気持ちから始まった。

 

ここで注目! 実はこれ、まだ車や鉄道などでたくさんの木材を運べなかった時代に、実際に昔の日本でも行われていた木材の運搬方法なんですね。 

へー!そうなんだー!昔の人ってすっごーい!

調べてみると色々な方法があって、熟練した技術が必要なようです。とても勉強になりました。参考にしたサイトのリンクを最後に貼ってありますので、ご興味のある方はそちらも併せてお楽しみください。昔の人はすごかった!

 

というわけで、川を使います。

 

実際にアズランへ行ってみると、たしかに町の中を川が流れています。

 

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丸で囲まれた部分を上から見てみましょう。

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川岸に何かありますね。

 

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拡大して見てみると、木材やそれを運ぶ手押し車が見えますね!

アズラン側からカミハルムイへ木材を流す時は、ここから南へ流しているようです。

ちなみに下へ降りて、この場所の近くへ行ってみると......?


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閉鎖された扉と、それを守る兵士さんが。

「ここも 職人ギルドなのだが

 今は わけあって 運営していないのだ」

とのことです。

10年間運営してないギルドって一体......
まあ、外から見るに木材関係だと思います。

ちなみにここ、門の前まで行って、カメラをぐりぐりやってたら、ちょっと中が見えますからね。

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さて、カミハルムイ側はというと

 

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まずナギリ洞の北から流れてくる川が南へ流れてきてカミハルムイの城下町へ。


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フィールド側から見ると、水の入り口が見えますね! 材木がたどり着く時は柵は外すのでしょう。


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そして、そのまま堀の中へ。

すぐそばの木工ギルド前へたどり着きます。

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こんな現地調査をたくさんあちこちで重ねて、前回、導き出した運搬ルートはこうでした。

はい、あくまでも「前回の」結果ですよー!

 

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モリナラ大森林で切り出した材木をキリカ草原を川で南下し、風の町アズラン前で陸路で輸送。謎のギルドで加工してから、水路で南下して、ゲーム内では見えない水路を通ってカミハルムイへ、という寸法です。

先に述べておきますが、これは、間違いでした。ええ、間違いでした。本当にごめんなさい。前回、楽しんでくださった方に本当に申し訳ない。

 

で、今回の考察は、ここからが本番なのです。今までのは前置き。

はい、もう一度、先ほどの間違いのルートを見てみましょう。

 

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何が問題なの?

今回、改めて見てみるとやっぱりおかしいんです。これ、「アズランに持っていく必要あるの?」ってことです。赤い矢印の陸路の部分。せっかく川を使って運んできたのに、わざわざ、重い木材をアズランまで持っていくの相当大変なんですよね。町の中も階段上がって行かないといけないし。

それに、参照したサイトによると、木材を切り倒した現地である程度の加工はやってしまうそうなのです。それで川を下って運んでいく。わざわざ途中でアズランに寄って加工する意味が無いんですね。

 

はい、やりなおし。

 

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でも、途中までは良かったと思います。モリナラ大森林からキリカ草原を通ってアズラン地方を南下する川をそのまま流れていくとスイゼン湿原にたどり着くわけです。つまり、これ、きっとスイの塔建設の時に使ったルートだろうなって。スイの塔、木材いっぱい使ってますのでね。

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ついでに、余談ですがモリナラ大森林の川の流れを書きこんだ地図です。北と西から流れてくる水が中央で合流するのがわかりますね。下流になると広くなる川幅も上流のモリナラ大森林では細いので、きっと合流地点あたりで、水を堰き止めて一気に大量の水と共に木材を流す、「鉄砲堰」っていう古来からに伝統の方法を使ってるんだろうなー、使ってたらいいなーって思っています。ここはマップからは直接確認できないので。あくまでも想像ですが。

 

はい、モリナラ→スイの塔ルートの話はこれでおしまい。

 

本題のアズラン→カミハルムイルートへとまいりましょう。

 

 

まず、マップから確認できる水路を青色の矢印で書きます。

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そうすると間の区間が、次の画像の黒の矢印になるわけですが......

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この、捨てられた城の前を通る水路は現在は、機能していません。

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実際に現地へ行くと堰き止められていて流れもないし、
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丸太の橋もかかっていますので。カミハルムイ城がかつてここにあった時に使われていたルートでしょうね。


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と、いうわけで、迂回します。黄色の矢印ですね。迂回ルートは山の中を通るので現地からは確認できない見えない場所です。これは前回と同じです。

ここに、現在の鉄道ルートを重ねてみましょう。

 

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西側の濃い紫は夢幻の森の廃線跡。現在の鉄道は明るい紫のルートを通っています。

するとどうでしょう?

黄色い矢印、推測した水路の場所と重なってきますよね!?

つまり、捨てられた城から現在のカミハルムイへ遷都した際に、鉄道ルートと共にアズランからの材木輸送の水路も変更になった、というわけです。

とても大がかりな工事だったでしょうね!

 

でも、ここでひとつ気になることが。

モリナラ大森林からアズランへの水路がないんですよね。モリナラ大森林から西へ流れている川がない。マップにないかもしれないけれど、大陸の地図を見てもそれはない。見えないだけかもしれないけれど。

でも、私、思ったんですね。

アズランからカミハルムイへ、運んでいる木材は、モリナラ大森林の木ではないのでは?

 

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赤い丸印に注目!

実はアズランの北西にも森があるんですよね!

うん。ここで切り出した木材じゃないかな?

実際にゲーム内で行ける場所じゃないから、周辺から見てみましょう。

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まずは、風泣き岬からアズランの北の森を確認。木がたくさんありそうです。

次はアズラン地方の道から確認。

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奥の方に木々が生えてますね。

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こちらからも木々が見えます。

 

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こちらはカミハルムイ本部のレンジャー協会のレンジャーさんのお話。(転職クエをリプレイで受注前に戻すと聞けます)

カミハルムイ本部の他にもレンジャー協会の支部がいくつかあると。いくつか、ということは、モリナラ支部の他にもレンジャーがいる支部があるということ。レンジャーがいる支部があるということは、もちろんそこに森がある。それもレンジャーの仕事である、伐採の管理が行われている森が。

誰かが生活のために木を切っている森がある。

しかし、それはモリナラ支部以外には、今まで行ってきた場所にはなかった。と、いうことは......?
ゲーム内で行けない場所にあるということ!

そう。それがアズラン北西部の森!

かもしれない!

 

というわけで、アズランの北西部に広がる森にレンジャー支部があったり、川がアズランへ流れていて、伐採のされた木材がアズランへ流れ着いたとする。アズランで使用される分はここで水揚げされる。そして、アズランの木材関係のギルドで使用。

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しかし、アズランのギルドは現在は運営されていないので、木材はアズランを通過してそのまま川を南下し、捨てられた城を迂回する山の中のルートを通ってカミハルムイ領まで流れていく。そして堀から町の中へ。木材はカミハルムイの木工ギルド前へたどり着く。

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スーイーさん!やったね!

こんな感じでいかがでしょうか?

 

というわけで、まとめ!

 

エルトナ大陸の木材運搬ルート

今回は二つ!!!!

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①アズラン北西の森→アズラン→カミハルムイ

②モリナラ大森林→スイの塔

 

 

はい!ありがとうございました!

 

今後、新たにマップが追加されたり、情報が変われば、また新たに書き直すことがあるかもしれませんが、その時は再びよろしくお願いしますね。

(´;ω;`)

 

あれこれ長々と書きましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

 

とりあえず、アズランの謎のギルドと北西部の森が気になるよー!

 

参照サイト

本の森がもっとワクワク

【伐採編】鉄道やトラックを使わずして、山から海まで木材をどう運んだ?

https://moriwaku.jp/history/6036/